2009年08月06日

性差別撤廃 国連が日本の遅れを指摘

「女性差別撤廃 国連が日本の遅れを指摘」GENDER EQUALITY IN JAPAN
2009年07月24日(金)のニュース

A UN committee has discussed Japan's efforts to eliminate discrimination against women, with many members pointing out that progress is slow. The Japanese government is aiming to increase the percentage of female managers from 1.7 percent in 2005 to around 5 percent by the end of fiscal 2010.
The committee is discussing the progress of each signatory to the UN Convention on the Elimination of All Forms of Discrimination against Women. 186 countries have signed the pact since it was adopted 30 years ago.
At the meeting on Thursday, Japan's chief delegate, Chieko Nohno, said it's undeniable that progress in gender equality in her country has been slow by international standards. She said the Japanese government has set a goal of increasing the number of women working at higher levels in public service. But other countries were not satisfied with her explanation. They said that the low percentage of female managers may endorse indirect discrimination against women in Japan.

Violeta Neubauer / UN committee chairperson
"(The) Japanese government should revise and develop and introduce much more effective measures and efforts."

キーセンテンス

The committee is discussing the progress of each signatory to the UN Convention on the Elimination of All Forms of Discrimination against Women.

委員会では、国連の女性差別撤廃条約を締結した各加盟国の進展を審議しています。

progressは「進展、前進」という意味の名詞で、アクセントは 'o' にありますが、動詞として用いる場合は 'e' の上に来ます。
signatory は条約や協定などに調印した「締約国、加盟国」のことです。the Convention on the Elimination of All Forms of Discrimination against Womenは国連の多国間条約で、1979年第34回国連総会において採択されました。日本は1985年に批准しています。公式訳では、この条約を「女子差別撤廃条約(女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約)」としていますが、「女子」という言葉自体が差別であるという意見もあることから、一般的には「女性差別撤廃条約」として使われることが多くなっています。

At the meeting on Thursday, Japan's chief delegate, Chieko Nohno, said it's undeniable that progress in gender equality in her country has been slow by international standards.

木曜日の会合で、日本政府代表団の団長を務める南野千恵子氏は、日本におけるジェンダー平等の進展が国際的基準からすると遅れていることは否めない、と述べました。

chief delegateは代表団の団長、首席代表のことです。
undeniableは、deniable「否定できる」の前にun-が付いて「否定しがたい」という意味です。
gender の定義はなかなか難しいのですが、国連では「男子・女子という生物学的な性差をsexという語で表すのに対し、社会的・文化的に作り上げられた性別を genderと呼ぶ」としています(1995年国連開発計画「人間開発報告書」)。内閣府の男女共同参画局(Gender Equality Bureau)は、ジェンダーを「社会的性別」と訳し、以下のように説明しています。「人間には生まれついての生物学的性別(セックス/sex)がある。一方、社会通念や慣習の中には、社会によって作り上げられた「男性像」、「女性像」があり、このような男性、女性の別を「社会的性別」(ジェンダー /gender)という。」


pact 条約・協定
adopt 採択する
endorse 是認する

国連組織
国連 UNITED NATIONS
総会 General Assembly
事務局 Secretariat
国際司法裁判所 International Court of Justice
安全保障理事会 Security Council
経済社会理事会 Economic and Social Counsil
信託統治理事会  Trusteeship Council

女性差別撤廃委員会
Committee on the Elimination of Discrimination against Women

Keywords in Action
discrimination 差別

racial discrimination 人種差別

gender discrimination 性差別

discriminate 差別する
  
It is wrong to discriminate against someone because of religion.
宗教を理由に人を差別してはいけない

誰かを差別するという場合に、against+人となることに注意。

manager 管理職

manage 経営する 管理する 成し遂げる 対処する

She was promoted to manager after only five years of work.
彼女はわずか5年で管理職に昇進した

He maneged to finish all his work by five.
彼はすべての仕事をなんとか5時までに終わらした。



【和訳】
国連の(専門)委員会で、女性差別をなくすための日本の取り組みについて審議が行われ、日本の対応の遅れを指摘する意見が相次ぎました。日本政府は、国家公務員の女性管理職の割合を2005年の1.7パーセントから2010年度末までには5パーセント程度に引き上げることを目標としています。
国連の女性差別撤廃条約は、採択から30年を迎え、その間に186カ国が締結していますが、委員会では各国での取り組みについて審議しています。
木曜日の会合で、日本政府代表団の団長を務める南野千恵子氏は、日本における男女共同参画の進展が国際的基準からすると遅れていることは否めない、と認めた上で、日本政府は国家公務員に女性の管理職を増やす目標を立てていることを説明しました。
しかし各国の委員からは、その内容は十分とはいえず、管理的な立場の職責にある女性の割合が低いのは、日本で間接的に女性差別がまかり通っているということではないか、などといった意見が相次ぎました。

(スロベニア代表・ノイバウワー国連女性差別問題撤廃委員会議長)
「日本政府は(これまでの政策を)修正して、もっと有効な対策や努力を導入し発展させるべきです。」
posted by charosuky at 12:26| Comment(10) | 性差別撤廃 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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